小畑さんとは施設の利用者がまだ1人の頃から交流があり、折に触れて障害者の就労支援が大変だと聞いていました。そこで、この話も最初に相談させていただいたのです。僕らが高校の頃は自分たちで糸の切れたボールを縫っていたので、昔を思い出しながら皆さんに縫い方を指導しました。野球部の監督さんにも、障害がある人の就労支援なので、納期を決めない、仕上がりについても問わないことにご理解していただき、監督さん同士のつながりで活動は大きく広がっています。
エコボールを利用している高校の中には、利用者を地区大会の決勝戦に招待し、優勝の瞬間を見てもらったところもあります。利用者にとっては、自分たちが直したボールで練習し、普段から触れ合っている生徒たちが目の前で甲子園を決めたのですから、それはうれしかったと思います。
小畑さんから受賞の連絡をいただいた時は、素直にうれしかったです。エコボールは地道な活動ですが、生徒たちにプレー以外でも良い効果が出ていると思うので、これからも今のペースで着実に広がっていけばいいなと思っています。
日頃からみっくすはあつとの親交が厚い大門さん
受賞コメント
選考委員長コメント