SDGs達成への貢献

「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)は、2030 年までに貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会などの社会課題を解決することを目指し、2016年からスタートしています。17の目標、169 のターゲットからなる SDGs の達成には、国連に加盟するすべての国と人々が当事者意識を持ち、互いに協力し合いながら、行動を起こしていくことが必要とされています。 シチズングループは、国際社会の一員として、「市民に愛され市民に貢献する」ものづくりの実現を通じて、SDGsと関連づけながら、製品・サービスと事業プロセスを通じた社会課題解決に積極的に取り組み、持続可能な社会の形成に寄与してまいります。

トップコミットメント

シチズングループは「市民に愛され市民に貢献する」という企業理念を原点に1世紀にわたり事業を展開してまいりました。これからも社会とともに持続的に発展していくために、グループの事業を通じて国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成を含む社会課題の解決に寄与することでさらに事業拡大を図り、次の100年も継続できる企業を目指します。
取り組む社会課題については、企業理念、行動憲章、サステナブル戦略、シチズン環境ビジョン2050、各事業領域との関連性を鑑みて特定し、課題解決に向けたアクションにつなげるとともに、進捗については外部へ積極的に公開していきます。

シチズングループのサステナブル経営

シチズングループが世界中の人たちから必要とされ、「愛される企業」となるには、シチズングループが生み出す製品やサービスのみならず、その背景にある企業姿勢も含めて社会から受け入れられる必要があります。すなわち、単に良い製品・サービスを提供するだけでなく、人権や地球環境などの社会課題にも配慮した経営を通じ、ステークホルダーからの信頼を獲得し、企業価値の向上や事業拡大を図ること、それがシチズングループの考える「サステナブル経営」です。私たちは世界中の人たち(市民=CITIZEN)に寄り添い、「愛される企業」になるために、2019年度からの新中期経営計画において、この「サステナブル経営」を推進してまいります。

シチズングループのサステナブル戦略

シチズングループの
サステナブル戦略
①製品を通じた社会課題解決
②事業プロセスを通じた社会課題解決(マテリアリティへの取り組み)

サステナブル戦略のイメージ:

①製品を通じた社会課題解決

2030年までにグループの各事業分野において、サステナブルプロダクツ*1を創出し、サステナブルファクトリー*2 を実現します。
グループ全体として、SDGsの達成に貢献できる領域に具体的なターゲットを設定し、体制を整備し、経営に統合してまいります。

*1シチズングループの考えるサステナブルプロダクツ:サステナブルファクトリーから生産される製品
*2シチズングループの考えるサステナブルファクトリー:人権・環境・労働環境・コンプライアンス・BCP・生産性向上などに総合的に配慮した持続可能な生産施設

製品を通じた社会課題解決

事業ビジョン:時を通じて新たな価値と体験を創造する

関連するSDGs

背景

不確実性の高い現代においては、時代の変化に敏感に対応し、スピード感をもって新たな技術や製品を生み出していくことが求められます。その為には、従来とは異なる視点や事業プロセスを可能とする、強固なパートナーシップが不可欠です。また、目を外へ向けることは、人権や労働問題、地球環境等に総合的に配慮した、サステナブルなものづくりにもつながります。

シチズンの取組み

多様化するユーザーが求める機能を独自にカスタマイズできるスマートウォッチを開発していきます。株式会社ヴェルトと共同開発のIoTプラットフォーム「Riiiver」では、時計に限らず、AIスピーカーや家電を含め、様々なデバイスをつなぐことを可能とし、ユーザーそれぞれのライフスタイルをより便利にかつ快適に、面白いものへと変えていきます。
シチズンでは、従前より製品の高付加価値化として、Eco-DriveやCITIZEN L等、環境や社会に配慮した製品展開を行ってきました。今後は更に高効率かつクリーンエネルギー源による次世代電力の開発・搭載した、製品群を拡充していきます。シチズンのエシカルな時計を通じ、生産や資源消費に対する人々の意識を変え、社会課題解決に関わる機会を提供していきます。

事業ビジョン:世界最先端の生産革新ソリューションを創造し「新・モノづくり企業」のポジションを確立する

関連するSDGs

背景

少子化による人口減少や高齢化により、特殊技能を持つ継承者不足による事業継続の危機が深刻な問題です。高度なものづくりを伝承する新たな方策が求められています。

シチズンの取組み

時計事業と工作機械事業では、特殊技能が必要な製造工程の自動化に挑戦していきます。従来の機 械では難しいとされてきた高度な技術を機械化することによって、安定した品質の確保、生産性の向上にもつながります。シチズンの環境配慮技術を備えた製品群で、将来の労働者不足に起因する技能伝承問題の解決に寄与していきます。また、切削加工において問題となる残材を大幅に低減できる技術開発や、切りくずを細分化処理しながら切削加工することで、切りくずに関するさまざまな課題を解決する製品を拡充することにより、資源の削減に貢献し生産効率の向上に寄与してまいります。

②事業プロセスを通じた社会課題解決(マテリアリティへの取り組み)

シチズングループのマテリアリティは、企業理念である「市民に愛され市民に貢献する」を原点に、社会とともに持続的に発展していくために、SDGs達成への貢献も視野に入れながら、事業プロセスにおけるESGの配慮事項として、グループ全体で整理したものです。
2019年度の新中期経営計画からは、グローバルな社会環境の動向を踏まえ、従来のマテリアリティを6つに集約しました。サプライチェーンを含めた事業活動全体での取り組みを通じて、SDGsの達成に貢献してまいります。

シチズングループのマテリアリティ:

推進体制

シチズングループでは、製品を通じた社会課題解決への取組みや各マテリアリティの施策を通じ、SDGs取り組みへの推進を図るため「SDGs推進委員会」を設置予定です。この委員会はシチズングループ全体のSDGsへの取り組みに関する重要事項についての意思決定を行い、委員会の事務局となるシチズン時計の経営企画部門およびCSR部門は、シチズングループのSDGsへの取り組みを推進する役割を持ち、委員会の運営のほか進捗管理、社外への情報開示なども行います。
また、この委員会はSDGsに取り組む体制を整備するものとし、CSR調達を推進する体制のほか事業部門から成るSDGsに紐付く製品を創出するための体制を整えてまいります。