品質コンプライアンスの強化

品質コンプライアンスについての基本的な考え方

シチズングループでは、安心、安全、品質、環境に十分配慮した製品・サービスの提供を持続的に行うことを目的として、2018年度にグループ品質コンプライアンス委員会を設置して以来、同委員会が中心となり、社員への研修やe-ラーニングによる周知、「シチズングループ品質行動憲章」の海外展開といった、グループ全体での品質コンプライアンスの強化に取り組んでいます。
この委員会は、各社の品質担当役員で構成され、品質に関するコンプライアンス遵守の浸透の他、内部通報制度の実効性の向上やESG/SDGsの視点も組み入れながらステークホルダーの要請に応えるべく取り組んでいきます。

グループ品質コンプライアンス委員会体制図

グループ品質コンプライアンス委員会体制図

品質コンプライアンスの強化に向けた取り組み

従業員研修の実施

シチズングループ全員の、品質コンプライアンスに対する認識の共通化を確実なものとするため、「シチズングループ行動憲章」の第2条に紐づき、各事業の状況を踏まえて策定された「シチズングループ品質行動憲章」に関する研修・教育を定期的に実施し、グループ全体で品質コンプライアンス意識の向上を図っています。

2020年度研修実績

研修名 内容 参加者数(対象)
コンプライアンス研修
  • グループ品質行動憲章の理解向上
  • コンプライアンスホットラインの認知向上
551名※
グループ新任役員 6名、グループ新入社員 101名、
シチズン電子 444名)

このほか、全従業員を対象に、「シチズングループ品質行動憲章」の内容に関する研修の実施を予定しています。

「シチズングループ品質行動憲章」の海外展開

海外における品質コンプライアンスに対する認識の共通化のため、これまで中国の拠点で実施していた「シチズングループ品質行動憲章」の内容を周知するためのポスターの掲示を、2020年度はタイとベトナムの製造工場に展開しました。シチズングループ品質行動憲章では、品質の維持に向けて取り組むべきことの他、仕事に取り組む姿勢といった、グループの一員としてあるべき姿も掲げています。このような共通認識を持つことは、コロナ禍の意思疎通が難しい状況において、海外の従業員に対し、グループの一員としての意識や心の拠り所をつくることにも繋がっていることが現地の反応としてみられており、今後も周知・展開を進めていきます。

海外製造工場でのポスター掲示の様子の画像

海外製造工場でのポスター掲示の様子の画像

海外製造工場でのポスター掲示の様子

グループ各社での取り組み

シチズン電子では、品質コンプライアンスの強化に向けて、部門長の定期的な人事ローテーション制度や、品質やデータの改ざんを防止するシステムをグループ内でもいち早く導入しており、社内の品質保証に関する部門に独立性を持たせる取り組みも進めています。これらの取り組みを開始してから、同社において品質不正は発生しておらず、この成果は、取り組み状況とともにグループ内に共有されています。

ロードマップに対する進捗と今後の展望

2019年度に策定したマテリアリティに対するロードマップにおいて、2020年度の品質コンプライアンスの強化について掲げた、「シチズングループ品質行動憲章周知活動件数2回」、「eラーニング受講率90%」は、どちらも達成しました。施策としていた「シチズングループ品質行動憲章の海外展開」は、コロナ禍においても一定の成果が見られました。また、もう一つの施策の「品質コンプライアンスの視点によるチェックリストの作成」は、シチズン時計が中心となって進めています。具体的には、コンプライアンスの視点からの品質についてグループ各社で検討した項目を、シチズン時計が取りまとめ、グループで共通するチェック項目を抽出することで、各社固有のチェック項目に共通チェック項目を加えた共通チェックリストを作成することに取り組む予定です。
シチズングループ品質コンプライアンス委員会では、この共通チェックリストによるグループ内での品質コンプライアンスへの取り組みについてのモニタリングを予定しています。同委員会がグループの要となり、各社の品質担当部門や監査部門等と連携しながら、品質コンプライアンスの強化・向上を推進していきます。