責任ある調達の推進

調達活動におけるお取引先との連携の強化

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シチズングループでは、時計をはじめとしたものづくりが企業活動の根幹を成しています。中期経営計画の「シチズングローバルプラン2018」で掲げた「真のグローバル企業」を目指す上で、製品自体の価値のみならず、原材料の調達先や製造委託先まで含めたサプライチェーン全体に至るまで、製造業として責任を持つ必要があるという考えから、それまではグループ各社が個々に進めていたCSR調達の取り組みをグループ全体で本格始動してきました。2016年3月の「シチズン時計CSR調達ガイドライン」の発行に続き、シチズングループとして、調達活動におけるお取引先との連携を強化するため、2017年4月に、グループ統一の「CSR調達ガイドライン」を発行しました。その後、「グループCSR調達連絡会」を開催し、CSR調達が重視されている社会的背景や、他企業や業界の動向について知るほか、「CSR調達ガイドライン」の内容に関するディスカッション等を実施しました。「グループCSR調達連絡会」には、グループ各社の調達部門とCSR部門から11社、29人が参加しました。今後も継続して、勉強会や情報交換を行っていきます。
グループ統一の「CSR調達ガイドライン」の発行以降、シチズングループ各社ではお取引先に対し、同ガイドラインの展開を行ってきました。先行して「CSR調達ガイドライン」を発行したシチズン時計では、中国の華南地区の生産拠点で、外装に用いる部品を調達しています。2017年度はこの中より、継続的にお取引のあるケースやバンド、文字板を供給する40社に対し「CSR調達ガイドライン」を発行し、お取引先より「承諾書」の回答を受けています。また、ムーブメントの製造を行うシチズン時計マニュファクチャリングでは、時計に使用される直材、直部品を中心に重要な副資材を購入しているお取引先に対し同ガイドラインを展開し、2016年度、2017年度を通じ、142社より回答を受けています。同ガイドラインにおいて定めるうち、環境に関わる内容については「グリーン調達」の一環で、環境マネジメント室とともに、お取引先のモニタリングを実施しているほか、新製品開発時等、必要に応じ、開発部門がお取引先を訪問して状況を確認しています。
今後は、残りのお取引先にも同ガイドラインの展開を続けるほか、現時点では新規の取引開始時と、月次および年次で実施しているサプライヤー評価において、「CSR調達ガイドライン」に即した評価の導入や、ガイドラインの遵守状況の確認を検討しています。
また、工作機械の製造を行うシチズンマシナリーでは、2017年6月にお取引先企業への方針説明会において、「CSR調達ガイドライン」について説明を実施し、「CSR調達ガイドライン」をお取引先に展開するにあたっての年度計画を策定しました。今年度は、生産部材供給先を中心に特定したガイドライン送付先の70.8%からの回答を受けています。2018年度は、更にお取引先の対象範囲を広げた対応を計画しています。対象とする企業が増える中、限られた人員で、実効性の高い取り組みを行っていく体制を社内で構築していく予定です。
また各社において、紛争鉱物への対応も行っており、シチズンファインデバイスにおいては、調査が必要な材料・部品を洗い出し、各調達先に対し、毎年継続して調査依頼を行うことで、その重要性を認識し対応を進めています。