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主軸台移動形CNC自動旋盤「Cincom L32Ⅻ型」に
初となる「ATC(自動工具交換装置)」搭載機登場!
ダウンタイム削減、多品種少量のモノづくりに貢献

工作機械

2020年12月21日
シチズンマシナリー株式会社

シチズンマシナリー株式会社(本社:長野県北佐久郡御代田町、社長:中島 圭一)は、主軸台移動形CNC自動旋盤「Cincom L32Ⅻ型」に、さまざまな斜め加工に用いるB軸ツールの自動交換が可能なATC(Automatic Tool Changer:自動工具交換装置)を搭載した「Cincom L32Ⅻ型ATC搭載機」を2021年4月より販売開始します。

新製品は、2021年2月3日より開催される「CITIZEN MACHINERY ONLINE PRIVATE SHOW 2021」に出展します。

最大加工径φ32㎜(オプションφ38㎜)の機械にATCを初搭載し、複合・複雑加工、ダウンタイム削減、多品種少量生産が可能な機械として日本をはじめ、北米地域を中心に展開をしていきます。

主軸台移動形CNC自動旋盤「Cincom L32Ⅻ型ATC搭載機」
発売日 2021年4月
月産予定台数 4台

従来はマシニングセンタで加工していた、回転工具により材料の平面・局面部を加工するミーリング中心の精密機械部品を効率的に加工できる 最大加工径φ32㎜クラスの複合加工機を望む声を多くいただいておりました。これらのニーズに応えるべく、2020年より販売を開始した「Cincom L20Ⅻ型 ATC搭載機」で培った技術を基に、「Cincom L32Ⅻ型」に対応したATCを新たに開発いたしました。

斜め加工を行うB軸ツールの自動交換により、さらなる複合・複雑加工への対応が可能なほか、切削室内へ配置された工具マガジンからATCスピンドルに工具を直接受け渡しすることで、機械を止めることなくわずか4秒でスピーディーな工具交換を実現しました。

ATCにより1回の段取りで13本のB軸用ツールがセット可能となり、インプラント等の医療部品をはじめとする複雑部品加工はもちろん、複数の部品を1回の段取りにより連続で加工することを実現し、ダウンタイムの削減、多品種少量のモノづくりに貢献します。

また、オプションでLFV(低周波振動切削)技術(以下、LFV技術)との併用により、お客さまの切りくずに関するさまざまな課題を解決すると同時に、より自動化・省人化された運用が可能となります。

L32ATC部

ATC(Automatic Tool Changer:自動工具交換装置)の主な特長

  1. 複合・複雑加工が可能
    1回の段取りで13本のB軸用ツールがセット可能であるため、幅広い様々な加工が可能です。
  2. ダウンタイム削減、多品種少量のモノづくりに貢献
    複数の部品を1回の段取りにより連続で加工することが可能となり、ダウンタイムの削減、多品種少量のモノづくりに貢献します。

主な加工ワーク

精密機器部品、医療機器部品、電子機器部品および、自動車関連部品 他

仕様項目
ATCスピンドル最高回転数 12,000min-1
モータ出力 2.2kW
ツールホルダー形式 JBS-15T
B軸ツール本数 12本(マガジン部)+1本(ビルトイン)
本体総ツール取付数 Max 34本(B軸ツール含む)
ツール交換時間(chip to chip) 4.0sec
ツール最大外径 φ30mm
ツール最大把持径 φ10mm(ER16)

参考:LFV技術について

シチズン独自の制御技術により、サーボ軸を切削方向に振動挙動させ、切削中に刃物があたらない「空振り」する時間を設けることで切りくずを分断させる加工技術です。これにより、小径深穴加工の効率向上や、切りくずが長くなりやすい難削材旋削加工においても切りくずが細かく切断できるなど、切削加工において長年の課題であった切りくずに関するさまざまな課題解決を実現しています。また、切りくず容量の大幅縮小や、ワーク表面への傷防止などにより、長時間高精度加工を実現します。

■同重量の切りくずにおける形状の違い(材料:SUS304)
左:従来の切削による切りくず
右:LFV技術による切りくず

※LFVはシチズン時計株式会社の登録商標です。

「CincomL32」について

主軸台移動形CNC自動旋盤「Cincom L32」は、加工ニーズに合わせて最適な機能を自由に組み合わせることができる最新のモジュラーデザインを採用したベストセラー機。

L32の主な特長

1. モジュラーデザインの導入により、最適な仕様を実現

組み合わせ可能な機能モジュールと多彩なツーリング
  VIII型 IX型 X型 XII型
B軸(くし刃回転工具) - -
Y2軸(背面刃物台Y軸) - -
対向刃物台回転工具 OP OP OP OP
背面刃物台回転工具 OP OP

2. 単純加工から複雑加工まで柔軟に対応

【L32 ⅩⅡ型の稼働軸構成図(B,Y2軸付き)】ⅩⅡ型では、くし刃刃物台にB軸を、背面刃物台にY2軸を搭載。

3. ガイドブッシュ式とガイドブッシュレス式の切り替えが容易でランニングコストを低減

主な仕様

型式 L32 VIII L32 IX L32 X L32 XII
最大加工径 φ32㎜
最大加工長 GB軸 320㎜/チャック
GBL軸 ワーク径×2.5/チャック
主軸回転数 Max.8,000min-1
早送り速度 X1軸 32m/min
X2軸 32m/min
Y1軸 32m/min
Y2軸 - 24m/min
Z1軸 32m/min
Z2軸 32m/min
ツール取付本数 MAX.30本 MAX.36本 MAX.44本 MAX.40本
ツールサイズ バイト 16mm
電動機 主軸ドライブ用 3.7/7.5kW
くし刃回転工具主軸ドライブ用 1.0kW
背面主軸ドライブ用 2.2/3.7kW
対向回転工具主軸ドライブ用 1.0kW 注) 全型式ともOP
背面刃物台主軸ドライブ用 OP 1.0kW
重量 2,850kg 2,900kg

お問い合わせ

報道関係の方のお問い合わせ先
シチズンマシナリー株式会社 経営企画部
TEL 0267-32-5911
シチズン時計株式会社
広報IR室
TEL 042-466-1232(直)
製品に関するお問い合わせ先
シチズンマシナリー株式会社 営業本部
TEL 0267-32-5901(直)

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