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  • 新素材すらも生み出す開発
  • シチズンが誇る技術力の象徴に

ここで紹介するのは、メンズ、レディスに向けてさまざまなブランドを展開する同社の中でも、ひと際異彩を放っている『エコ・ドライブ』。太陽光や室内のわずかな光を電気に換えて時計を動かし、余った電気を二次電池に蓄えることで、暗所でも長時間駆動させることができる、そんなエコ・ドライブの生誕40周年を祝う、新型エコ・ドライブ「Eco-Drive One」開発のストーリーだ。ケース厚3mmという驚異的な薄さを実現したプロジェクトメンバーに語ってもらった。


※社員の所属及び部署名は商品開発当時のものです。

Chapter.03 新素材すらも生み出す開発

薄さという壁を越えるために、あらゆる部署が連携する。

- - - - - 薄いというのは何も、中に組み込む機構が難しくなるだけではない。薄くすることにより剛性が無くなる事が、次なる課題として持ちあがった。製品開発部で外装を担当した大西は当時のことを次のように語った。

正直、Eco-Drive One開発の際は、ムーブメントの開発側がいつ諦めるか期待してしまうぐらい大変でしたね。しかし自分たちの担当領域でギブアップするのはプライドが許さなかったのでしょう。結果として内装も外装も、3mmを実現するために、持てる力のすべてを出し切れたのだと思います。

薄くするというのは、言い換えれば弱くなるということでもあります。腕時計外装に一般的に用いられるようなステンレスやチタンといった金属材料は、薄くしていくと剛性が無くなり変形するようになります。Eco-Drive Oneのとても薄い外装部品を金属材料で形作ると簡単に変形してしまい、腕時計外装としての機能を果たすことができませんでした。

そこで私たちは、ケースに使われる材料から、新しく見直すことにしたのです。そうして社内の開発部門や協業メーカーにも掛け合いながら行き着いたのが、「サーメット」という高剛性の材料や「バインダレス超硬合金」「ALTIC」といった、腕時計外装で採用されるのは世界初となる材料でした。

今の技術を基準にして考えると実現不可能という課題にぶつかった時、そこで諦めてしまうのではなく、根本から見直すことで実現にこぎ着けてしまう。そこにシチズンらしさというか、これまで磨き上げてきた技術力に対するプライドを感じましたね。大変だとは言いながらも、新しいものを作り上げていく楽しさの方が勝ってしまい、やり切ることができるのが我々の強さの秘訣なのかもしれません。

プロジェクトストーリー03 〜世界一薄い光発電の腕時計を開発する〜

- - - - - 腕時計とは、時間を見るためだけのものではなく、身につける人の人柄をも左右する重要なファッションアイテムでなければならない。デザインを担当する大場、表面処理を担当する塚原にも越えなければならない壁が立ちふさがった。

デザインにおいても、この薄さはとても重要なポイントになりました。いくら薄さが強みだと言っても、それだけでお客様が購入してくれるわけではありません。Eco-Drive Oneはシチズンが持つ商品ラインナップの中でも高価なものでしたから、その値段に相応しいと思える洗練されたデザインが必要でした。そこで考えたのが、自分で時計を眺めて楽しむのではなく、自分と一体化した姿を、人に見せることで評価をされるようなスマートさです。そのために針の長さはこれぐらいで、文字板にはサファイアを使って、など、開発部門には色々苦労を掛けてしまいましたね。こだわった甲斐があって、全てを削ぎ落した引き算の美を表現できたのではないかと思っています。

私が担当した表面処理は、これまで努力に努力を重ねて作ってきた『Eco-Drive One』の、仕上げに相当する工程です。小さな傷や曇りを入れてしまい、今までの努力が無駄になってしまうようなことがあってはなりません。そこで当社の中でも最高レベルの硬度の表面処理である「デュラテクトα」を用いたのですが、これまでにない薄さの時計ですから、表面に曇りや影が出来ないよう、美しい外観品質の表面処理をするのはとても大変でした。色々な部門と綿密に情報共有をし、早期に量産体制を築けたことが成功の要因だと思います。

プロジェクトストーリー03 〜世界一薄い光発電の腕時計を開発する〜

プロジェクトストーリー03 〜世界一薄い光発電の腕時計を開発する〜

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