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  • 新素材すらも生み出す開発
  • シチズンが誇る技術力の象徴に

ここで紹介するのは、メンズ、レディスに向けてさまざまなブランドを展開する同社の中でも、ひと際異彩を放っている『エコ・ドライブ』。太陽光や室内のわずかな光を電気に換えて時計を動かし、余った電気を二次電池に蓄えることで、暗所でも長時間駆動させることができる、そんなエコ・ドライブの生誕40周年を祝う、新型エコ・ドライブ「Eco-Drive One」開発のストーリーだ。ケース厚3mmという驚異的な薄さを実現したプロジェクトメンバーに語ってもらった。


※社員の所属及び部署名は商品開発当時のものです。

Chapter.02 プロジェクトスタート

エコ・ドライブ生誕40周年に向けて、技術の粋を集めた時計を作る

- - - - - ケース厚3mmという、世界でも類を見ない薄さを持つEco-Drive One。その開発の背景にはどういったエピソードがあったのか、企画営業部の吉川は当時をこう振り返る。

Eco-Drive Oneは、シチズンが独自開発した光発電技術エコ・ドライブが2016年40周年という節目の年であること、そして2018年にはシチズン100周年を迎え、さらにはその先の未来へと繋げる。時計史に新たな1ページを刻むような特別な思いを込めた企画でした。
2016年フラッグシップモデルとしてお客様のために提供できる価値は何か?シチズンがこれまでの歴史の中で磨いてきた技術力は何か?など、先ずは情報収集から始めました。

そんな中、市場ではスマートウォッチが台頭し、多機能型の時計が多く見られるように。こうした社会の流れがあるからこそ、逆に目を引く絶好の好機と捉え、時間が見やすく、着け心地が良い、そして美しい“腕時計本来の価値”を今こそ更に追及すべきだ。そこで考えたのが、シチズンがこれまで磨き上げてきた技術の粋を集めた究極の「薄さ」への挑戦でした。

薄さを追求するからには、社会はもちろん、社員にとっても驚かれるような薄さを達成しなければいけない。そうして導き出された数字が、ケース厚3mmという数字だったのです。3mmという厚さは、すでにエコ・ドライブではない電池式クオーツ時計で達成できていた実績はありましたから、我々にとっても「エコ・ドライブだから…」という言い訳をしたくない、まさに逃げることが許されない戦いになったのです。
また、究極の薄さとデザインは相反するところもあり、纏め上げるのに大変苦労しました。

プロジェクトストーリー03 〜世界一薄い光発電の腕時計を開発する〜

プロジェクトストーリー03 〜世界一薄い光発電の腕時計を開発する〜

- - - - - 薄さを追求するという企画も固まり、ついに始動したEco-Drive One。最初の課題は、時計開発部の今村が行うムーブメントの開発現場で見つかった。

最初にケース厚3mmという数字を見た時は驚きましたね。ケース全体で3mmということは、中に組み込むムーブメントはもっと薄くしなければなりません。そうして出た答えは、薄さ1mmのムーブメントを作るということでした。

確かに電池式クオーツ時計の時に1mmという数字を達成することはできていましたが、光発電式のエコ・ドライブで同じ仕様にすることはできません。電池一つをとっても、既存のものではサイズが大幅にオーバーしてしまっているような状態でした。結果、ほぼすべてのパーツをイチから作り直すことになったのです。

作り直すと一口に言っても、それは私たちにとっても初めての挑戦であり、決して簡単な作業ではありません。試作品を作った時などは、小さな歯車がほとんど割れてしまったこともありました。出来上がったものを見て、本当にこれがムーブメントなのか、ただの薄い板じゃないのか、と自分でも驚いてしまったほどです。

そこからは本当にミクロの世界での戦いでした。薄さを追求するということは、構造も極めてシンプルにならざるを得ず、そうすると省ける範囲・削れる範囲というのも限られます。そこでムーブメントの心臓部となるローターを構造から見直したり、髪の毛よりもはるかに細い(実際は1/5位の細さ)線材を巻いたコイルを用いて数万通りのシミュレーションを行ったりと、本当に試行錯誤の連続でしたね。最終的に量産品として生産出来るようになったのも、ほぼ全ての部品をシチズングループ内で製造しているマニュファクチュールであるシチズンだからこそだと思います。

プロジェクトストーリー03 〜レディスウォッチの常識を覆す〜

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