1974(昭和49)年8月設立。会員は20人。他に録音技術者1名(2000年1月現在)。
視覚障がい者らにテープを届け続けて昨年で25年目を迎えた。当初は3、4人で東京・墨田区の区報の録音を手伝ったのがきっかけで、新聞や文芸物の録音にまで発展、4年前からは毎月3本のテープの制作、発行、送付を定期的に続けている。1本のテープを約6名で担当、打ち合わせ、読み方のチェック、朗読法の研究など、徹底して聞き手の会員に喜ばれるテープ作りに打ち込んでいる。活動は多岐で、会員個人の依頼で新刊本を録音するサービスのほか、月1回の朗読会を開始。
声のボランティアは数多いが、25年間の継続性とアナウンサーを招いたりして常に向上心を持ち続け、良質のテープ作りに努めている点を評価したい。読む対象に新聞が入っている点もユニーク。
障がいを持つ皆さんの「健常者と同じ情報を、今知りたい」という希望に応えたいと、新聞や新刊書に発展・拡大してきました。
会員全員が、きちんと発行していくために頑張っています。今日まで、決めたとおりの発行ができていて「一回も休みがない」ということを誇りにしています。それが自分たちの生き甲斐にもなっています。
これからも皆さんのお役に立てるよう頑張ります。