愛知県立東山工業高等学校 車いす部
高校生が車イスの電動化ユニットを開発。12台を利用者に寄贈
愛知県立東山工業高等学校 車いす部

89年より課題研究の1テーマとして授業の中に取り入れられた。93年に同好会となり、95年4月創部。
98年1月現在の部員は13名。

  • 1997年度受賞
  • 社会貢献

受賞概要

再生部品を利用し低コストを実現、コンパクトな電動化ユニットを開発・製作・寄贈

当サークルは、89年から安くて便利な電動式車いすの製作に取り組み、9号機まで完成させた。この活動をさらに進めて95年からは、手動式車いすに取り付けることで電動化できるコンパクトなユニットの開発・製作・寄贈活動に当たっている。バッテリーだけが自動車用の新品で、モーターなどは再生品を利用することでコストも1万円台におさえ、すでに12ユニットを県下や京都府などの車いす利用者に贈り、喜ばれている。現在、部員は13人で部活動に打ち込んでいる。

受賞理由

部活動の中で技術を高めてきた姿勢と、物作りで社会貢献していく継続性や発展性

車いす部というユニークな部活動の中で、電動式車いす作りを発展させ、2年前に手動式を簡単に電動化できるユニットを開発、すでに12台を寄贈した。贈った先からは、ボタンに軽く触れるだけで動くので便利と評価されている。部活の域を超え、物作りを通して社会に役立つという継続性と発展性がすばらしい。

受賞コメント

「活かせ技術 育てようふれあいの心」が車いす部のキャッチフレーズです。これからも重い障がいをもつ方々の笑顔を大切に活動を進めます。(車いす部顧問:舟橋 修)