
神戸市救助活動参加寮生 約250人。
国立神戸商船大学白鴎寮自治会代表:有田 俊晃さん
1月17日の阪神大震災当日、神戸市東灘区にある同学生寮自治会は、寮生全員に号令をかけ、実習で使う安全靴や軍手に身を固めた寮生約250人が懐中電灯を手に、近くの街に出動したのは激震から約20分後。
2・3人ひと組の人海作戦で崩れたガレキの中から住民を救出、マイカーを持つ学生が病院に運び込むという作業を12時間にわたって継続した結果、作業範囲は半径2キロ、一命を助けられた人は100人にも及んだ。

自治会長の迅速な指示と、これに応じた250人のすばらしいチームワーク、沈着な行動が、自分たちの命だけでなく、多くの人の命を救うという結果をもたらした。
寮生たちの行為は、その後に大学や寮に寄せられた50本を越える感謝の電話からもうかがい知れる。
ボランティア元年の代表として。

大震災時に私たち白鴎寮生がとった行動に対して高く評価していただき、光栄に思っています。
しかし、一歩間違えば二次災害が起きていたかも知れない。
また、救助しきれなかった方もいるので、非常に複雑な心境です。