
川田 龍平さん/1976(昭和51)年生まれ。東京都出身。東京経済大学経済学部1年在学中。
東京HIV訴訟の原告のひとりとして、'95年3月、自ら実名を公表。以後、薬害エイズに対する社会の関心喚起、国や製薬会社の責任追求の先頭に立って活動を続けている。
病状の変化による不安を抱えての川田さんの命がけの訴えは、多くの市民の間に共鳴の輪を広げている。

19歳の若さでHIV感染者であることを名乗った勇気、全国をかけめぐっての講演や抗議行動は、さわやかな闘いともいえる。
それにより薬害被害の実態を認知させた意味は大きい。
しかも、川田さんの行動が同世代の若者たちの共感を呼び、「あやまってよ95」などの抗議行動として広がりをみせているのがすばらしい。

「市民」として表彰されてうれしい。薬害エイズの真相解明と、被告に法的責任を認めさせる本当の解決を実現したい。