森本 春子さん/聖愛キリスト福音教会主任牧師。熊本県出身。
昭和47年の寒い夜、初めて山谷を訪れ、路上に横たわる人を抱き起こした時から、「なんとかしなければ」と、山谷の労働者たちの相談相手になり、食べ物や衣類、薬などの支給を続けている。
森本さんは自らの化粧品セールスで得た金をパンなどに替え、仕事にあぶれた人達のために支給するといった単なる伝道行為を超えた生活を続けている。
今ではかつての路上生活者などが炊き出しの仕込みや後片付けなどで森本さんを支えるまでになっている。
「人間として立ち直る姿を見るのが一番うれしい」という森本さんは、まさに日本のマザー・テレサともいえる存在。