清水 ルイーズさん/米国人。産前教育家。
日本社会にあって20年間、「お産と医療」というテーマを通じて、在日外国人のためのよき相談相手になっている。
1972年に自ら日本で出産を体験したことが原点で、母子別室といった日本の産院の慣習や、外国語の分からない病院など、種々のギャップとのはざまで、病院紹介や通訳などの世話を続けている。
医療体制の異なる外国での出産・病気といった事態は、誰もが頭を痛める問題。
日本では、この辺りの情報提供や支援体制が確立していない。
そうした欠落しているテーマに着目、異国の地で20年間もボランティアとして支援活動を継続してきたことは、いま日本で最も必要とされている国際化の実践の好例といえる。