Social Contribution 社会貢献活動

第3回活動レポート/
2018年10月5日~10日

カンボジア「マングローブ林 保全活動」

第3回目の活動は、カンボジア カンポット州において、特定非営利活動法人NICEを通して、現地で活動しているNPOのTrapaing Sangke Fishing Community(TFC)と共に、グループ従業員14名が参加し「マングローブ林 保全活動」を実施しました。

「マングローブ保全活動」の意義

海水と淡水が入り交じる汽水域に生育している植物を総称して「マングローブ」と呼んでいます。そこに生息する地上、水中及び土壌内における生物と非生物の相互関係で構成されるマングローブ生態系は、限られた地域にのみ成立する特有のものです。
マングローブ生態系はCO2の吸収源・蓄積場所としても重要であることに加えて、温暖化による海面上昇の影響を最も受ける生態系でもあることから、気候変動に対する緩和・適応策として注目されています。
一方カンボジアでは、港湾の巨大な開発計画やマングローブの違法伐採による生態系破壊が進行し、漁業も大きな打撃を受けています。生態系を支える貴重な環境を守るためには、マングローブ林の保全が不可欠です。

また、ポルポト政権下で起きた大虐殺という悲痛な歴史をもつカンボジアで、平和に対する考え方を見つめ直し、人権問題についても考えるきっかけとしました。

生物多様性の保全

マングローブから落ちる枯れ葉を求めて微生物や昆虫、貝類、エビ、カニ類などが集まり、それを食べて魚が育ち、その魚を求めて鳥、哺乳類がやってきます。栄養豊富で身を守る場所の多いマングローブで稚魚が育ち、ここから収穫される魚介類は地域に住む人びとの生活の糧になります。

マングローブ林を守る活動

  • マングローブの種子採取
    水深約50~120cm程度に生えているマングローブの森へ行き、枝に生えている種を採ります。
  • マングローブ苗床づくり
    育苗ポットに床土を詰め、採取した苗を植えます。
  • マングローブの植林
    水深約50cm程度の場所に、高さ1m程に成長した苗を植えます。

保全活動の活動成果

3日間の活動で、1,554本のマングローブ苗を採取し苗床づくりを行い、別のグループによって採取・育成された苗370本を植林しました。また、活動成果を表す看板も作成し、次回シチズングループが訪問・活動する際の目印としました。 参加者は、シャワーやトイレ、食事など馴れない現地の生活様式に初めは衝撃を受けましたが、滞在・活動する中で現地の方々の生活環境と人間性への理解が深まりました。また、普段あまり交流しないグループ会社からの参加者と共に、楽しく工夫しながらチームワークを大切に活動に取り組んだことにより、この活動を通してかけがえのない友情が芽生えました。

参加者の声

  • アジアの経済発展の過程で起きている、開発と自然破壊と地域住民の闘いを知る大変貴重な機会だった。サステナビリティ界のニュースにあるようなことを、この目で見て、直接話を聞いて、少しだけれど関与できたということは、何物にも代え難い経験になった。マングローブの偉大さを知り、自然あっての地球なのだということを痛感した。(シチズン時計 時計開発本部からの参加者)
  • 今回の活動を通じ、異文化に触れ、様々な刺激をもらうことで、ものの考え方や視野を広げる良い機会となった。また、通常の業務では交流できない多様な価値観の人と協働し、様々な想いを共有することができたことも貴重な経験となった。(シチズンファインデバイス 総務部からの参加者)
  • 一部の人によって行われた開発から自然を取り戻す大変さ、それを回復させる苦労を今回の活動で見て聞いて体験することができた。壊すことより作る大変さをより感じることができました。(シチズンマイクロ 製造部からの参加者)
  • 1975年頃に共産主義を貫く為、新しい文化や考えを拒否し、知識人を極秘裏で虐待及び殺害を図ったトゥール・スレン虐待博物館を最終日に訪問した。亡くなった方々の遺骨も多数安置されており、外傷を受けた遺骨がそのまま残っていた。非常識過ぎる規則や生き残った方々の証言を聞き悲痛な思いとなった。(シチズンマシナリー 開発本部からの参加者)
ページの先頭に戻る