Social Contribution 社会貢献活動

第2回活動レポート/
2018年8月22日~24日

岐阜県可児市
「外国にルーツを持つ若者のキャリア育成プロジェクト」

第2回目の活動は、可児市において義務教育年齢を超えた外国につながる子どもたちの高校進学支援を行っているNPO法人可児市国際交流協会と共に、グループ従業員15名が参加し「外国にルーツを持つ若者のキャリア育成プロジェクト」を実施しました。

「外国にルーツを持つ子ども」とは

わが国では近年、特に1990年の出入国管理法改正以降、外国人労働者数が急増しています。日本で働く外国人労働者の子どもたちは日本へ呼び寄せられ、日本で教育を受けることになります。岐阜県可児市には10万人強の人口に対し、外国人居住者が6,914人(2018年8月1日付)と約6.8%を占めており、その外国人居住者の子どもたちの中には義務教育年齢を超えたにもかかわらず、日本語の壁や教育制度の違いから高校進学を断念せざるを得ません。また、モデルとするキャリア像との出会いが少なく、安易な職業選択をせざるを得ないケースが多いのが現状です。

「CITIZEN First Watch Project」

そのような課題解決の一助としてもらうため、時計工作教室「CITIZEN First Watch Project」を行いました。この活動を通して、子どもたちにモノづくりや時の大切さを学んでもらうことを目的に時計づくり、企業人との交流を通した職業観の形成を図るためにキャリア座談会を行いました。時計づくりでは、子どもたちは迷いながらも楽しそうに文字板に絵を描き、講師に教わりながら仕上げのネジを留め時計を完成させました。腕時計を身に着けポーズをとって、その場でグループ会社製のフォトプリンタでプリントした写真をプレゼントされ、会場はにぎやかな雰囲気に包まれました。

シチズン従業員は、日本語の読み書きを勉強段階の子どもたちに、いかに平易な言葉で「時の大切さ」を伝えるか、推敲を重ね知恵を出し合い資料を作成しプレゼンテーションを行いました。
またキャリア座談会では、仕事のやりがいや職場での同僚とのコミュニケーション、余暇の過ごし方などを伝え、子どもたちの将来につながるように具体的な仕事のイメージをつかんでもらう機会を提供しました。

参加者は、外国にルーツを持つ子どもたちが日本で暮らす現状へ、いかに寄り添うかをテーマに、相手を尊重しながら交流し、「CITIZEN First Watch Project」を通して参加者全体が一体感を感じることができた活動となりました。

参加者の声

  • 多様性があることを理解すること、そして多様であっても根本は同じであり、その手助けは誰にでもできることを学んだ。(シチズン時計 営業統括本部からの参加者)
  • このプロジェクトでは「時計組立作業」の説明や組立フォローを担当したが、改めて伝えることの難しさを感じた。相手が理解しやすい表現の工夫、理解しやすい作業手本など、相手の気持ちになって考えることへの意識が向上した。(シチズン電子 技術部からの参加者)
  • 外国籍の方の目線からみると、日本の教育制度はまだまだ行き届いていない面がある。厳しい状況下にある子どもたちに対して、「夢や希望を持って」と勇気づけるために言ってしまいがちだが、現実は夢や希望すら持てない状況の子どもたちがいると知った。現地に行って実際に活動しなければ知りえない現実であった。私にとって非常に大きな学びとなった。(シチズン時計マニュファクチャリング MV製造統括部からの参加者)
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