
地球温暖化は、環境問題のなかでも大きな課題となっています。シチズングループは、エネルギー使用量削減のためにグループ全体でさまざまな取り組みを行っています。
シチズングループではCO2排出削減を効率的かつ着実に進めるため、各事業所の有効な活動を取り入れながら省エネ活動に努めています。2011年度のエネルギー起源CO2の排出量は、2010年度比2.4%削減の91,900トンでした。
これは、CO2削減対策の成果もありますが、主に3月の震災による影響、および夏場の電力使用制限令による緊急節電活動の影響によるものです。
各事業所のオフィス等では、現在でも照度ダウンや消灯など引き続き省エネおよび節電に努めています。また今後も、高効率機器の導入、省エネ制御を積極的に採用し、CO2削減対策を実施していきます。

事例紹介
シチズン平和時計
従業員満足度向上のひとつとして福利厚生施設の充実を目的とし、老朽化したプレハブ棟(更衣室、倉庫)を取り壊し、その跡地に2階建ての福利厚生棟を新築することになりました。1階は更衣室、組合事務所、倉庫となり、2階は450名が一度に食事ができる食堂となります。第2工場2階のエレベーター前から2階食堂につながり、往来できるようになります。耐震に優れたシステム建築工法を採用し2階食堂は、中間に柱のない明るい大空間となります。また、環境にも配慮して照明はLED照明を、空調機も省エネタイプを採用することにより消費電力の削減につなげます。
事例紹介
シチズン夕張
北工場の空調システム、外気冷房併用型置換換気システム(2008年10月稼動)が、2011年5月 ㈳空気調和・衛生工学会より第25回 振興賞 技術振興賞を受賞しました。置換換気システムは、工場内の工作機械より発生する排熱の上昇気流を利用し、暖かい空気を下から上に持ち上げて、換気(空調)を行います。システムは、空調に必要な循環風量は減少でき、送風機の動力を抑えることができます。また、積極的に外気を導入し、冷凍機の稼働時間を少なくして省エネに貢献しています。そして、工作機械の稼動により発生するオイルミスト等も排熱により上昇することで、作業領域での"粉塵量""臭気"が低減され、作業環境も改善されています。これらの省エネならびに作業環境の向上により振興賞 技術振興賞に選ばれました。
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| 【従来の混合空気方式】 | 【置換換気方式】 |
事例紹介
江門市訊科電子有限公司
シチズン電子の中国子会社では、環境活動および経費削減活動として、新たに、「電力量・水使用量の削減」を優先テーマとして取り組んでいます。
2011年度は、1)工場内LED照明検討、2)老朽化コンプレッサー交換、3)変圧器停止による電力損失低減等、4)リサイクル水装置の使用によるダイシング用水量の節約、に取り組みました。目標はそれぞれ10%削減(前年比)です。
今後の取り組みは、a)LED照明器具へ全面切り替えおよび蛍光灯間引き節電の実施、b)エアコン節電とコンプレッサー節電の実施、c)現在のリサイクル節水対策の維持等です。
事例紹介
シチズンTIC
シチズンTICでは、社有車のエコドライブ(環境に優しい運転)の推進と交通事故の削減を目的として、2010年よりすべての社有車に「テレマティクスサービス」を導入しています。通信機能やGPS機能を備えた専用の車載装置を搭載することで、走行距離や燃料消費量、燃費、CO2排出量などの走行情報が取得できるものです。取得データを利用して、エコ運転診断、運転日報の自動作成や危険挙動情報のチェックを行っています。情報はメールで管理者に自動配信され、運転状況を車両管理担当者が可視化することができ、交通事故の減少や燃費改善などに役立てています。4ケ月に一度、キャンペーンを行い、運転状況の結果を発表しています。今後は優秀ドライバーの表彰も考えていきます。
事例紹介
シチズンビジネスエキスパート
シチズン東京事業所では、生産設備の変更や負荷減少に伴い、変電所の一部を統合しました。変圧器は低負荷ではエネルギーロスも多く、受電しているだけでも電力を消費するので、台数を減らし統合することにより効率が上がり、省エネとコストダウンになりました。また、省エネ効果のあるアモルファス変圧器を採用することにより、さらに無負荷損※1が低減しました。
※1通電している場合、負荷の大きさに関係なく生じる損失
事例紹介
シチズンセイミツ
シチズンセイミツではCO2排出量の削減方策の一つとして、本社接客棟の屋根にソーラーパネルを設置しました。2010年9月からの発電により15千kWh/年の発電量を見込んでいます。また接客棟の玄関口にモニターを設置して日照時間や発電量などを表示して、お客様に対しても環境に配慮した事業活動として紹介しています。そのほかの環境投資として、吸収式冷水機をターボー式冷凍機に入れ替えることにより、CO2排出量400トン/年を削減なども実施しました。2011年度以降も中期の環境方針に沿って環境負荷低減とコスト低減活動を進めていく予定です。
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| 太陽光発電パネル | 太陽光発電パネルモニター |
事例紹介
シチズンセイミツ

断熱塗料
シチズンセイミツでは、建物の屋根の塗替時に高反射塗料を使用することにより、屋根材の温度を下げて室内の空調設備の冷房運転時の電気使用量を削減しました。
夏季の屋根材の表面温度は塗装前に比べて12℃以上低くなり、2階のクリーンルームで使用していた電気使用量を7%削減できました。