環境マネジメント

シチズングループは、グループを横断した環境管理体制を構築して、「グループ全体での最適化」をめざし、効率良く着実な成果を出せるように環境経営を進めています。

環境経営推進体制

シチズングループは、効率的に環境経営を推進するため、グループ環境管理体制を構築しています。年2回、事業統括会社の環境責任者が集まって、シチズン時計上席執行役員を委員長とする「グループ環境管理委員会」を開催し、グループ環境方針やグループ共通課題の検討、環境活動の情報共有化を図っています。2013年度から始まった新環境中期計画に基づき、2014年度には、国内においてISO14001グループ統一認証を取得しました。今後はさらにグループ全体での活動を最適化し、ガバナンスを強化、効率化していきます。

シチズングループ環境管理体制

環境マネジメントシステムの適用範囲は、下記の適用組織、並びに適用製品、活動及びサービスとする。

  1. 適用組織
    次の対象会社、及びその対象となる工場又は事業所等に適用する。
    シチズン東京事業所(シチズン時計株式会社東京事業所、所沢事業所、
    シチズン・システムズ株式会社本社、富士吉田工場、シチズン物流サービス株式会社)
    シチズンマシナリー株式会社(軽井沢本社、所沢事業所、北上事業所)
    シチズン電子株式会社(本社・工場)
    シチズンファインデバイス株式会社(本社・河口湖事業所、御代田事業所、北御牧事業所、CPS検査所、
    株式会社フジミ)
    シチズン時計マニュファクチャリング株式会社(所沢本社工場、埼玉田無工場、埼玉狭山工場、
    埼玉吉見工場、東北北上工場、東北北上南工場、東北相馬工場、飯田殿岡工場、飯田松尾工場、
    ミヨタ佐久工場、河口湖富士工場、河口湖CFD工場、シチズン時計妙高株式会社、北上宝飾株式会社、
    合川精密株式会社、シチズンマイクロ株式会社本社、日高工場)
    シチズンTIC株式会社
    シチズン千葉精密株式会社(本社、第二工場)
    シチズン時計鹿児島株式会社
    シチズン夕張株式会社
    シチズン電子船引株式会社
    シチズン電子タイメル株式会社
  2. 適用製品、活動及びサービス
    次の対象製品、並びにそれらに伴う活動及びサービス(研究、開発、設計、調達、製造、販売など)に適用する。
    ① 時計
    ② 工作機械
    ③ 小型精密部品
    ④ デバイス/電子機器/その他製品

ISO14001認証取得状況

環境教育と啓発活動

環境経営を推進するためには、グループの従業員全員が環境活動の重要性を認識することが不可欠です。全従業員を対象とした環境教育や外部専門講師による環境講演会を実施しています。2013年度からグループ環境ホームページの“環境教育のページ”の充実をはかり、環境eラーニングを毎年実施しています。

事例紹介 シチズングループ

意識啓発のために環境eラーニングを実施

シチズングループでは、全従業員を対象とした環境教育を実施しています。2016年度も啓発のため、化学物質と私たちのくらしをテーマに、eラーニング形式の環境教育を実施しました。
新たに2事業所を加えて、受講の対象者を昨年の7,094名から、7,461名に拡大しました。対象者7,461名に対して、受講者が7,049名(受講率95.1%)と、受講率でも昨年をさらに0.9%上回ることができました。初心を忘れずに、従業員の皆さんに楽しく受講していただけるよう、取組みを継続していきます。

温室効果の仕組み

増え続ける二酸化炭素

環境監査

シチズングループ各社では、年1回のISO審査機関による外部審査と年1~2回の社内内部監査員による内部監査を実施しています。環境関連法規制の順守状況、環境マネジメントシステムや化学物質の管理などの運用状況を評価しています。監査での指摘事項は直ちに是正処置を行い継続的改善を進めています。

事例紹介 シチズングループ

グループ内部環境監査

2016年度はISO14001:2015への進捗状況の確認を主目的として実施しました。その結果、概ね良好にシステムが構築されていることが確認できました。予定通り、2017年度の認証取得を目指します。
合わせて、化学物質や危険物の管理状況を確認し、リクス低減への取り組みを継続しています。

グループ環境内部監査

環境リスクマネジメント

シチズングループでは、環境法規制の順守、製品含有化学物質の管理、廃棄物・リサイクルガバナンス、土壌・地下水汚染対策などを環境リスクマネジメントの対象としています。グループ環境管理委員会を開催するほか、廃棄物・リサイクルガバナンスや土壌汚染はグループ各社と現在の状況と対応方法について詳細に情報交換しています。

事例紹介 シチズングループ

「廃棄物・リサイクルガバナンス」の展開

シチズングループは、「社内外の関係者を含めた体制構築」「廃棄物・リサイクルの委託に潜むリスクの対応」「自社の取り組み状況の情報発信・情報共有」などをポイントに、廃棄物・リサイクルガバナンスの強化に取り組んでいます。
廃棄物等は、様々なルートを経由して処理・リサイクルされており、万一これらの一部が不適正処理・不法投棄された場合、自社の不適切な委託によっては、企業は廃棄物処理法違反に問われ、懲役や罰金や社名が公表されます。
そうならないために、組織として廃棄物に関するコンプライアンスを徹底することが不可欠です。そこで、2014年ISO14001のグループ統一認証を契機に、「廃棄物リサイクルガバナンス強化による環境リスクの回避」をテーマとし、廃棄物処理法の順法状況についてグループ各事業部を訪問して改善等を継続しています。

「廃棄物・リサイクルガバナンス」の展開

事例紹介 シチズン電子船引

廃棄物処理場の現地調査

2014年より廃棄物ガバナンス強化として処理業者の現地調査を実施しています。 会社から排出された廃棄物を最終処分先まで見ることは、会社のリスクの管理として重要です。

現地調査手順

  1. 処理業者現地調査実施計画を作成評価ランクの設定で調査実施時期の決定
    (A評価:1回/3年 B評価:1回/2年 C評価:1回/1年 C評価以下:取引再検討)
  2. チェックリストの作成 (共通確認項目及び運搬/中間/最終処理別のチェック項目ごと)
  3. 計画に沿って処理業者に連絡、廃棄物処理業者現地に出向く チェック方法として、業者担当者へのヒヤリング、現地の状況確認、写真撮影等
  4. 評価ランク付けを行い、まとめ報告を行う
  5. 次回の調査時期を決定

但し、廃棄物処理業者の中には、遠方もあり、出向くのが困難なところもあります。その場合は、WEB情報として会社情報や業者の違反有無を確認し、評価判断をしています。この現地調査実施により、廃棄物の適正処理を確認できる同時に処理業者からの要求も確認しました。
例えば分別変更依頼、荷姿状況の要望等を受け、適正分別やルールを社内展開することで処理業者の分別、処理等の負担減やリサイクル率の向上に繋ぐことができました。排出する側、処理を引き受ける側お互いの交流により、健全な関係が保てるようになりました。

廃棄物処理場の現地調査