有害化学物質の削減

環境配慮型製品を提供するシチズングループでは、製造工程でも有害化学物質の全廃、削減、代替をめざした活動を、国内外で続けています。

有害化学物質の使用量の削減

シチズングループでは、以前より塩素系有機溶剤や代替フロン(HCFC類)の使用量削減に取り組んでおり、2008年にこれらの化学物質を全廃することができました。
2010年にはPRTR法対象物質が大幅に増えたこともあり、PRTR法対象物質の使用量削減に取り組んでいます。2016年度のシチズングループ全体のPRTR法※対象物質の取扱量などは下表のようになっています。
取扱量の多い1-ブロモプロパンは部品の洗浄に、塩化第二鉄は事業所の排水処理工程で汚泥の凝集に使用しています。
またメチルナフタレンや1,2,4-トリメチルベンゼンは、暖房用の重油や灯油に含まれています。これらの物質の削減のために、生産部門だけではなく事業所施設管理部門とも連携しています。
2016年度は生産数量が増加した関係で取扱量が増加しましたが、2018年度には2012年度基準で36%の削減を目標にしています。取扱量の多い1-ブロモプロパンと塩化第二鉄をターゲットに決めて削減活動を強化します。

PRTR法対象物質の取扱量・排出量・移動量(2016年度)

PRTR法対象物質の取扱量・排出量・移動量(2016年度)

PRTR法対象物質の取扱量の推移

PRTR法対象物質の取扱量の推移

事例紹介 シチズン夕張

PRTR該当化学物質の使用量削減活動

  • ① 塩化第二鉄の廃止
    排水処理施設の更新に伴い、凝集剤として使用している塩化第二鉄をポリ硫酸第二鉄(PRTR適用外)へ変更する活動を進めました。試験運転にて工程変更と排水分析を繰り返した結果、以前と同様の処理能力での稼動が可能となり 新排水処理施設稼動後(2016年10月以降)は塩化第二鉄の使用ゼロを達成しました。
  • ② 洗浄溶剤の代替化
    部品表面の油を除去する目的で使用している洗浄溶剤対象成分は”ノルマル-ヘキサン”のPRTR適用外溶剤への代替化を進めました。 揮発性の差により生じる洗浄後の部品外観の不良などの不具合は、乾燥条件の改善などで工夫し代替化を達成しました。

事例紹介 シチズンマシナリー北上事業所

化学物質の軽減に向けた取組み

シチズンマシナリー北上事業所では塗装業務を委託しております。 有機溶剤の購入及び使用に伴い、最新のSDSの入手とSDSの内容を確認またその含有している化学物質のリスク評価を行い危険性と有害性を知り保護具着用の必要性とリスク回避に向けた溶剤の選択へも取り組んでおります。

≪化学物質の対応手順≫

  • 1)SDSを入手し適用法令並びに、GHSによる危険性の確認と応急処置の方法を確認する。CASNo.による成分情報を確認。
  • 2)CASNo.を確認し、含有している化学物質のリスク評価を実施する。
  • 3)最新のSDSを現場へ掲示し有害性と危険性とその取扱い方法を実際に使用している作業者に教育する。

※また有機溶剤を購入の際には、特化物等々の危険性の高い物質が含有しないモノへの切り替えに心掛けております。

ブース内での塗装作業
ブース内での塗装作業