責任ある調達の推進

責任ある調達活動の推進

シチズングループが、「真のグローバル企業」を目指した企業活動を進める上で、注力している取り組みの一つがCSR調達です。サプライチェーンにおける環境への影響や労働環境問題などの社会課題に関連する企業の調達活動は、これまで以上に消費者や社会からの関心を集めています。
シチズングループでは、シチズン電子が先立って、2010年6月からCSR調達の取り組みを本格的に開始しました。シチズン電子が導入しているISO9001やISO14001などの国際的な認証規格に照らした事業活動が、CSR調達の仕組みの基礎となっています。 シチズン電子のお取引先の多くは、継続的に取引を行っている企業です。お取引先と良好な関係を築きながら、共に成長し続けていくことを目指し、日々のコミュニケーションを通じてCSR調達への取り組みについての対話を行うとともに、すべてのお取引先にCSR調達ガイドラインを配布し、ガイドラインに賛同する旨の宣言書の提出を求めています。
シチズン電子では、年に一度、ISO9001やISO14001、人権・腐敗防止などの項目を確認する「更新審査」を実施し、CSR調達への取り組み状況を把握しています。お取引先での取り組みに見直しや改善が必要な場合は、是正処置報告書の提出をお願いしています。このような調達活動における取り組みは、単に社会課題への対策となるだけではなく、資源の有効活用や製造工程管理の見直しなどによるリードタイムの短縮にもつながるなど、様々な付加価値を生み出しています。こうした事例をシチズングループ内で検証し、共有することで、更なる効果につなげていきたいと考えています。
2016年3月には、シチズン時計での「シチズン時計CSR調達ガイドライン」を発行し、シチズングループの事業統括会社ごとに、順次ガイドラインをお取引先に配布し、宣言書の提出を求めることを開始しました。そして、2017年4月には、グループ統一の「CSR調達ガイドライン」を発行するに至りました。シチズングループ全体として、この取り組みを一層強化していきます。

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『エシカルなものづくり』の発想

シチズン時計では、責任ある調達活動を前面に押し出したものづくりにも取り組んでおり、「エシカルなものづくり」精神の実現とシチズン時計独自の光発電機能を搭載した、「CITIZEN L」を創り出しました。ここでは、時計の製品成分表の公開や、紛争地域の鉱物を用いないDRCコンフリクトフリー宣言、そして製品の製造から廃棄に至るまでのCO2排出量の公開など、環境や人権に関する社会課題の解決に貢献するアプローチをとっています。「CITIZEN L」は、2016年にグッドデザイン賞を受賞するなど高い評価を受け、現在世界50か国以上で販売されています。

「CITIZEN L」とは

「CITIZEN L」は、シチズンが長年取り組んできた環境に優しい基幹技術である、定期的な電池交換がいらない「エコ・ドライブ」をすべてのモデルに搭載するほか、製品成分表の公開、DRCコンフリクトフリー宣言、CO2排出量の公開など、素材調達、生産過程において人や社会、環境や地球に配慮したエシカルなものづくりを実現したウオッチブランドです。「地球のため、社会のため、人のためにできる事。」をコミットメントし、世界中で展開しています。