コンプライアンスの徹底

コンプライアンス

シチズングループでは、CSR活動の優先課題として「シチズングループ行動憲章」を基盤としたコンプライアンスに取り組んでいます。法令遵守を根幹として、道徳や倫理観に基づいた行動することをめざしています。

社内通報制度

社内外に通報窓口を設置

シチズングループでは、法令違反ないし不正行為の未然防止および早期発見、自浄作用の向上のため「企業倫理相談窓口」を設けています。「社内通報制度規程」では、通報者の秘密の厳守、被通報者の反論の機会、通報者に不利益な処遇がなされないことなどを定めています。外部窓口も設置し、匿名で通報できるようにするなど通報環境を整えました。従業員に毎年実施しているCSR意識調査では、企業倫理相談窓口の認知度は向上していますが、秘密厳守が保たれるかどうか不安に感じているという回答も多くあります。この結果を踏まえ、今後も継続して相談窓口の存在の周知とその信頼性を高めるための努力を行っていきます。

社内通報件数推移

知的財産戦略

事業の競争優位を確保する知的財産活動

シチズングループでは、他者の知的財産権を尊重し、侵害しないように努めています。また、自社のコア技術およびその周辺技術等の知的財産権を取得して競合他者に対する参入障壁を構築するとともに、第三者による知的財産権の侵害に対しては、毅然とした態度で対抗措置を講じています。
知的財産活動で最も重要なのが、企画・開発・知財部門が三位一体となり知的財産活動に取り組むことです。企画の段階で既に他者の知的財産権の障壁があれば、それを早い段階で知的財産部門が発信し別の方向性へ舵を切ることが出来ます。すなわち、舵を切った方向で自社に有利な知的財産権確保の可能性を高めます。
そのためにも、知的財産の情報提供の質を更に高める仕組みの構築に、スピード感を持って取り組んでいきます。

企画・開発・知財部門の三位一体の知的財産活動
企画・開発・知財部門の三位一体の知的財産活動

知的財産管理体制

シチズン時計では、特許権、実用新案権、意匠権、商標権等の知的財産権を重視かつ尊重し、定められた手続きに従って知的財産権の権利化を行うとともに、他者の知的財産権の侵害をしないように努めています。
また、グループ会社の知的財産部門長が集まる会議を開催し、シチズン時計中期経営計画の知的財産重点課題にグループとして取組み、統一した知的財産活動を推進します。各事業会社では開発テーマの進捗や事業の状況に基づき、知的財産ポートフォリオの最適化を図っています。

模倣品対策の強化

シチズン時計では模倣品対策に力を注いでいます。シチズン製品の模倣品を放置することは、シチズンブランドが毀損されたり、シチズンの社会的信用を損なうだけでなく、所定の品質を伴わない模倣品をシチズン製品だと誤認してお客様が購入してしまう恐れがあります。そのために各国の公的機関と連携し模倣品製造業者、流通業者、販売業者に対する法的根拠に基づく警告や摘発、また大手オンラインショップでの模倣品販売の調査と差し止め、さらに各国・地域の税関での輸出入差し止めなど模倣品の排除に努めています。

安全保障貿易管理

シチズングループは、グループ内の安全保障貿易管理を確実に実行するため「シチズングループ安全保障貿易管理規則」を制定しています。シチズン時計と事業統括会社で構成する「シチズングループ安全保障貿易管理委員会」を設置し、グループ各社に対し指導・教育・情報の提供および監査などを行っています。

シチズンマシナリーの取り組み

シチズンマシナリーでは、「外国為替及び外国貿易法」を遵守するために、工作機械の不正輸出や海外における不正転売・再輸出などの防止に取り組んでいます。また、全製品に移設検知機能を"標準装備"することにより工作機械を無断で移設した場合の機械運転を不可能にするなど、工作機械の不正使用を未然に防止することで輸出管理の強化を図っています。

情報セキュリティ

シチズングループでは以前から情報セキュリティ委員会を中心とした体制で情報セキュリティポリシーの制定、展開、教育などを実施してきました。2015年度はいわゆるマイナンバー制度に対応するため、特定個人情報保護に関する規程の制定、業務手順の見直し、情報システムの更新、シチズングループの従業員に対する教育を実施しました。また今まで個人情報保護、営業秘密管理、情報セキュリティについては別々の委員会で分かれて活動していましたが、推進体制を強化するためグループ情報ガバナンス委員会を新設し管理を統合しました。
実際の情報システムの環境としてはデータセンター利用、クラウドサービスの利用を進めることで、事故や災害に強い、安全で安定したITインフラを構築し、さらに消費電力やCO2排出量の削減にも貢献しています。

プライバシーマークの継続取得

美術書出版などを手掛けている東京美術は、個人情報保護の観点から2007年にプライバシーマーク※を取得し、取引先に対する信頼向上を図っています。2017年3月には5回目のプライバシーマーク認定を更新しています。また個人情報保護に関する教育をアルバイトも含む全社員へ定期的に行っており、教育の効果確認テストの結果から、従業員の個人情報保護に関する意識が定着してきたことがわかりました。今後も機密情報の取り扱いを含めて情報セキュリティ強化に努めていきます。
※プライバシーマーク
個人情報保護に関して一定の要件を満たした事業者に対し、一般財団法人日本情報経済社会推進協会により使用を認められる登録商標(サービスマーク)のこと。

反社会的勢力への対応

シチズングループでは、反社会的勢力とのつながりは、企業に対する社会からの信頼を著しく毀損し、企業の存続に関わる重大な影響を及ぼすものであると認識しています。このため反社会的勢力および団体からの不当な利益供与などの要求に対しては毅然たる態度で対応することを基本方針として掲げており、反社会的勢力との関係遮断を徹底しています。
また、グループ各社が締結する各種契約に暴力団排除条項の導入を進めるなど、反社会的勢力との関係を遮断する体制の整備・強化を図っています。さらに平素から地域企業や警察などの外部関係機関との連携をして、反社会的勢力の排除活動を進めています。