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時計用潤滑油の開発者が平成29年度科学技術文部科学大臣表彰を受賞

時計

2017年4月19日
シチズン時計株式会社

シチズン時計株式会社(本社:東京都西東京市、社長:戸倉 敏夫)は、化学材料の研究開発者が平成29年度の科学技術分野の文部科学大臣表彰において科学技術賞 開発部門を受賞し、4月19日に文部科学省において表彰式が行われましたことをお知らせいたします。

賞の内容

平成29年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞 開発部門

本部門は、我が国の社会経済、国民生活の発展向上等に寄与し、実際に利活用されている(今後利活用が期待されるものを含む)画期的な研究開発若しくは発明を行った者を対象とする賞です。

受賞者

シチズン時計株式会社 製品統括本部 製品開発部 赤尾 祐司

受賞発明技術の概要

業績名
「次世代対応型時計用潤滑油の開発」
-長期にわたって変質することなく 摺動できる潤滑油(AO-オイル)を開発-

詳細:
従来の時計は止まることがあり、3年から5年の定期メンテナンスを推奨していました。調査の結果、時計の寿命を決定付けていたのは、潤滑油の変質でした。

受賞の開発では、油の変質の防止に加え、今後時計の潤滑に求められる機能(例えば、幅広い温度で時計駆動できることなど)を満たすことができるよう“化学的な構造の最適化”と“構成成分の最適な組み合わせの工夫”を施した新たな潤滑油(AO-オイル)を開発しました。

本開発により、金属はもとより、プラスチック製部品の腐食性などの相互作用の抑制と、潤滑油のゲル化(時間と共に粘度が上昇してしまう現象)の防止(長期摺動性を維持)、粘度の温度依存性の抑制(省電力化と、動作温度の拡大)を実現しました。これにより時計の長寿命化を可能にしました。

時計は新時代を迎え、電波による時刻修正ができる光発電式時計が発売されるようになりました。開発した潤滑油は、この技術を支えています。また、本潤滑油は開発したシチズン時計だけでなく、日本の時計製造会社各社で幅広く使用され、長寿命で信頼性を高めることのできる時計の標準油として時計事業全体と社会生活に大きく寄与しています。

お問い合わせ

シチズン時計株式会社
広報IR室
TEL 042-466-1232(直)