社長メッセージ

代表取締役社長 戸倉敏夫

「真のグローバル企業」を目指して。
時代の本質を見極め、変化に対応する力を。

私たちシチズングループが「真のグローバル企業」となるために、2013年にスタートさせた中期経営企画「シチズングローバルプラン2018」も5年目を迎えます。いよいよ最終年度である2018年度を見据え、業績拡大に向けた本格的な取り組みを実施していく段階となりました。ただ、英国のEU離脱や米国大統領選挙など、世界を揺るがす出来事に伴い世界経済も激動し、私たちを取り巻く環境や時代がますます予測不能で不透明なものになっていることも確かです。

この不確実な時代において外部環境の変化に十分に対応できる耐性を強化し、強靭な体を作れるよう、シチズングループでは、三つの課題に取り組んでいます。

一つ目は中期経営計画後期の重点課題としても掲げている製造革新です。激しさを増す競争環境に勝ち抜くためのコスト力を身に付けると共に、製造による収益力の強化を徹底的に追求します。二つ目は事業の選択と集中です。これまでも事業の整理を行ってきましたが、さらに経営資源を勝てる分野に集中することで利益向上を図ります。そして三つ目は世の中の動きや業界の動き、技術の動向などを敏感に捉え、新しい技術や価値を創造、発信し、業界をリードする存在となることです。

シチズングループの中核である時計事業の取り組みとしては、業界や市場におけるシチズングループの存在感をより際立たせると同時に、経済のグローバル化がもたらす市場の多様性と巨大企業の支配という二つの動きに対応するため、マルチブランド戦略を推し進めています。

アメリカのブローバ社、スイスのプロサー社、フレデリック・コンスタント社を傘下に収めることで、私たちのブランドポートフォリオはより一層充実し、お客様の多様な嗜好にお応えできるようになりました。今後はシチズンブランドとのシナジー効果を最大化できるよう注力していきます。また、第二の柱である工作機械事業では、自動盤トップシェアの確固たる地位の確立と持続的成長を目指して、北米におけるミヤノ機、欧米におけるシンコム機の拡販を推進します。デバイス事業では、自動車関連事業の継続した拡大と品質改善活動の強化を行い、オプトデバイスでは、高品質体制の構築、ニーズに合致し他社に優位性を持った技術革新を進めます。電子機器事業では、新製品開発の迅速化、米国販売体制の強化による売上拡大を図ります。

不確実な時代だからこそ、何が本質なのかを見極める力、変化への対応力といった私たちの持つさまざまな力が試されます。創業以来、100年近い時間を積み重ねてきた私たちの潜在能力を今こそ解き放ち、時代を、未来を切り開いてまいります。「真のグローバル企業」を目指して挑戦を続ける、私たちシチズングループにご期待ください。

シチズン時計株式会社
代表取締役社長
戸倉敏夫