受賞者全員の活動を公開! 受賞者アーカイブ

塗魂ペインターズ
塗装が必要とされる地に国内外を問わず駆けつけ、無償で行う塗装集団
塗魂ペインターズ

塗魂(とうこん)ペインターズ
群馬県高崎市。

  • 2016年度受賞
  • 社会貢献

受賞概要

日本全国から海外まで、約80カ所の塗装ボランティアを行う

学校や公園、そして東日本大震災や熊本地震の被災地。全国の「必要とされている」地に赴き、建物や遊具の塗装を無償で行う“熱き魂”の集団が「塗魂ペインターズ」(会長:宮嶋祐介さん)である。
北海道から沖縄まで各地の塗装業者有志で構成され、加盟社は現在147社。これまでに約80カ所の塗装ボランティアを行ってきた。作業費、交通費、宿泊費など活動にかかわる費用はすべて自前。1件につき平均40人前後の職人が参加する。
活動では、一緒に何かを成し遂げる喜びや、ものを大切にする心を持ってもらいたいとの思いから「塗魂ぬりぬり教室」や「親子塗装教室」など、子どもたちに塗装を体験してもらう機会も設けている。職人にとってもこの活動が仕事に対する誇りや励みになっている。

「塗魂ペインターズ」は2009年に塗装業者の営利団体として発足したが、参加メンバーの安田啓一さん(初代会長、現最高顧問)、池田大平(たいへい)さん(初代事務局長)たちはかねてから企業による社会貢献に関心があった。そこで翌2010年、「塗装でできる社会貢献」という理念を掲げ、ボランティア団体に生まれ変わる。「ペンキ屋として地上から悲惨の二字をなくしたい、悲惨の二字を幸福の二字に塗り替えたい」。当初、加盟13社での再スタートは、知名度も実績もなく依頼が来ない。それでも知人のつてを頼るなど地道な働きかけが実り徐々に依頼が増えていった。2012年秋には東日本大震災の被災地、宮城県女川町から仮設店舗の塗装依頼が入る。震災発生から2年近く経過していたが、その爪痕が大きく残る風景に、現会長の宮嶋さんは「町から色が無くなっている」と感じたという。女川町にはその後も3回訪れ、学校などの塗装ボランティアを行っている。

活動は国内にとどまらない。戦後70年の2015年12月に真珠湾のあるハワイで、現地の高校とお寺を、昨年3月にはベトナム・ホーチミン市の病院とレストランを塗装した。10月には、海外支援部門として「塗魂インターナショナル」を設立。今年は、リトアニアの「杉原千畝記念館」の改修プロジェクトに参加し、外壁修繕を行う予定である。

作業費、交通費、宿泊費など活動にかかわる費用はすべて自己負担

戦後70年である2015年には、真珠湾のあるハワイで初の海外ボランティアを行った

何かを成し遂げる喜びを体験してもらえるよう、子ども向けのイベントも行っている

メンバーの熱い心意気が表現された塗魂ペインターズのロゴ

受賞理由

連携と協力で大きな力を生み出すオリジナリティある新しい形の社会貢献

一つひとつは小さいが、連携し協力し合うことで大きな力を生み出す。それがいかに大事なことかを、小さな塗装業者の集まりである「塗魂ペインターズ」の活動から学ぶことができる。活動の仕組みにオリジナリティがあり、新しい形の社会貢献と感じる。何より、職人さんたちが楽しんで積極的にボランティアをしている様子が伝わって来る。ネーミングもユニークでいい。

受賞コメント

このたびは、私たちの活動に光を当ててくださり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。全国の志し高き仲間と共に、地域を明るくしたい!との想いで活動を行ってきました。人との関わりが希薄になりつつある世の中で、「塗装」を通じて出会う人とのご縁を大切にし、関わる全ての人々の心の中に幸せな明かりを灯したい。私たちはそう願っています。これからも日本全国、そして世界で困っている人々に勇気と希望を与え続けていける団体を目指してまいります。

ページの先頭に戻る