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吉田 守松さん
半世紀にわたり横断歩道で、登校する児童の安全を見守り続ける
吉田 守松さん

吉田 守松(よしだ もりまつ)さん/1934(昭和9)年生まれ。
愛知県在住。

  • 2010年度受賞
  • 社会貢献

受賞概要

自ら講習を受け、制服も用意する徹底ぶりで、事故はゼロ

吉田さんは、毎朝8時前後の20分間ほど、名古屋市の国道153号線・千石小学校南交差点の横断歩道で、児童たちの登校を見守る。

1961年の入学式の日に、信号機も横断歩道もない同交差点で新入生が車にはねられたことから、母親たちが交代で立ち番するようになり、近くで酒屋を営んでいた27歳の吉田さんも応援で参加したのが始まり。当時は運転感覚を理解していない母親も多く、急に旗を出し、車が急停止するなど「逆に危ない」と感じた吉田さんは、警察署に1週間通い、旗のあげ方、車の止め方などの講習を受け、助言するため毎朝、交差点に立つようになった。

以来、制服も自前で用意し、活動が生活の一部となった。信号機が設置された後も、一人で見守り続け、今年の春に50年を迎える。一人きりの活動の為、孤独感にさいなまれる時もあるが、児童たちとのふれあいと、奥様の励ましが大きな支え。この間、一度も事故が起きなかったことが誇りである。「ここまで来たらやめる理由もない、健康なかぎり続けたい」と、週2回スポーツジムに通い健康管理に努めながら、今日も児童たちの安全を見守り続けている。

受賞理由

朝の横断歩道に立ち続けて50年。登校児童の安全を見守る

登校時の安全をボランティアで見守っている人は各地にいると思うが、半世紀にわたって継続し、地域の交通安全に貢献している功績は大きい。しかも自ら講習を受け、制服まで用意する徹底ぶりで、事故もゼロ。児童たちとの朝のあいさつ、ハイタッチも微笑ましい。親・子・孫の3世代でお世話になっているという近所の人の声も聞かれる。

受賞コメント

全国には数えきれない程の多くの方が、ボランティア活動として児童の交通安全指導をしていらっしゃいます。私もその一人として毎朝行っているだけですので、私だけが表彰を受けることは甚だ僭越ではないかと思いましたが、振り返ってみますと始めてから50年にもなっております。この間、交通安全を通じて数多くの子どもたちと触れ合ってきましたが、第1期卒業生の孫たちが、今日も元気で登校しています。私の活動を認めていただいたことに無上の喜びを噛みしめながら、これからも健康であるかぎり子どもたちの安全を見守っていきたいと思います。

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