受賞者全員の活動を公開! 受賞者アーカイブ

出水市立 荘中学校
ツルの羽数を数えて公式記録とする活動を全校一体で続けて半世紀
出水市立 荘中学校

鹿児島県出水市立 荘(しょう)中学校

  • 2008年度受賞
  • 環境保護

受賞概要

公式記録として採用されるツルの羽数調査を早朝6時から全校生徒・職員で実施

ツルの羽数調査は1960年に始まった。当初は地元ボランティアの呼びかけに生徒が自主的に参加していたが、66年に荘中学校に引き継がれ、同校にツルクラブが正式に発足。調査は毎年11月から1月の土曜日に計6回行うが、天候やツルの飛び立ち方など自然が相手なだけに思うようにいかない。

早朝6時前、学校から2.4キロ離れたツル観察センターに、生徒全員と職員が集合。4地点に分かれて計測カウンターを握り締め、音をたてずに夜明けを待つ。調査は飛び立ったツルの数、戻ってきた数、飛び立たない数を、分担してカウントする方法で行う。そのため、調査前日には学校で、飛び立ちの映像を見ながらカウンターを押す練習が行われる。

ツルはナベヅルが中心でマナヅルなどが混じる。カモやカラスは飛び方が違うので区別できるという。60年に438羽だったツルの数は、00年には最高13,521羽を数えた。ちなみにこのほど終了した今年度(08年)の公式記録は12,028羽。一方、荘中の生徒は減少傾向にあり、今冬の調査には全校生徒19名、職員11名の他、OBの高校生もが10名前後加わった。

97年からは隣の高尾野中学校も調査に参加していて、両校の数字の合計が、県ツル保護会の公式記録になる。

ツルの羽数調査

受賞理由

先輩から後輩へ受け継ぎながら半世紀。学校を中心に地域一体となって調査に取り組む

越冬のため飛来するツルを守ろうと、学校を中心に地域一体となって調査を続けて半世紀。他でも羽数調査は行われているが、取り組みのスケールが大きい。その間、羽数は大幅に増え、隣の中学も調査に加わった。全員参加型で先輩から後輩へと受け継いできたこうした活動は、環境問題や情操教育にも役立っている。

受賞コメント

学期の始業式の日に、「シチズン賞の受賞対象になった」という電話をいただき驚きました。

新聞に取り上げていただいた記者の方、66年以来の本校ツルクラブの活動に尽力、協力をいただいた多くの関係者の皆さんに、心から感謝します。

今回いただいた正賞で、ツルクラブが必要とするパソコンや望遠鏡、腕章などを購入させていただき、今後もツル羽数調査やツル家族構成・分散調査などに取り組んで参ります。

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