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伊藤 和也さん
戦禍のアフガニスタンを緑豊かな国にと、農業支援に取り組み、現地住民に親しまれる
伊藤 和也さん

伊藤 和也(いとう かずや)さん(故人)/1976(昭和51)年 静岡県生まれ。

  • 2008年度受賞
  • 国際貢献

受賞概要

爆発・銃撃音が轟くアフガニスタンで食料に困らないための、緑豊かな国づくり

学校で学んだ農業の知識を生かして、アフガニスタンの復興に役立ちたいと、ペシャワール会の一員として26歳の冬にアフガンに渡る。

子供たちが食料のことで困ることがない、緑豊かな国づくりのお手伝いをしたいというのが伊藤さんの夢。現地では、爆発音や銃撃音が響き、50度を超える暑い日もあるという環境の中で、サツマイモを育て、カボチャや春菊の種を蒔き、用水路周囲の植樹、土手の芝付けなどに現地の人たちと取り組む。

「このままアフガンに根付くんじゃないか」と仲間が思うほど伊藤さんは現地にとけ込んだ。大人から子供まで住人に親しまれ、拉致されたときは、1000人もの村人が捜索のため山を登った。

アフガニスタンでの農業指導

受賞理由

現地の人々と生活を共にし明るい将来を作ろうとした、純粋で勇気ある姿勢

伊藤さんが亡くなられたことは大変残念であるが、それまでの行為と志に敬意を表したい。日本の若者がこういう形でアフガンで活動しているということを、悲しい事件を通じて知ることになったが、同時に、日本人の多くの若者が世界で活躍していることを改めて認識する契機ともなった。伊藤さんの純粋で勇気ある志、現地の人たちと生活を共にし、同じ気持ちで国の将来を作ろうとした、ひたむきな活動を記憶にとどめたい。

「伊藤和也 アフガン菜の花基金の会」

和也さんの遺志を継ぎ「アフガニスタンの平和復興に役立てたい」と、08年11月1日にご両親が設立。「農業支援」と「教育支援」を2本の柱に活動をする。和也さんを偲ぶ写真展「大地に緑を!アフガニスタンへの思い」を開催。

「カレーズの会」

アフガニスタンへの復興支援を「医療」と「教育」の分野で行うことを目的に02年4月に発足。同年6月にアフガニスタン政府からNGO登録を受ける。02年7月にカンダハールに診療所を開設。年間約3万3000人余の患者の診療を行うとともに、無医村や教育の機会のない地域で診療および寺子屋を通して健康と子供の教育を支えている。和也さんが最初に所属した会。

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