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高松 由美子さん
長男を失った深い絶望を胸に、同じ試練と戦う犯罪被害者遺族らを支援
高松 由美子さん

高松 由美子さん/1954(昭和29)年 兵庫県生まれ。主婦。
連絡先:ひょうご被害者支援センター

  • 2003年度受賞
  • 社会貢献

受賞概要

集団暴行で長男を失うという悲しみを胸に同じ試練と戦う犯罪被害者遺族らを支援

1997年夏、高校1年生だった長男を同級生らの集団暴行で失った高松さんは、2000年春頃から同じ苦しみを持つ犯罪被害者遺族らの裁判に付き添う「支援傍聴」に取り組んでいる。全国犯罪被害者の会のメンバーとの交流を通じて、同じような立場の人をそばで支えたいと思ったのがきっかけ。

ある日突然、被害者になった人達は、どうしたらよいのか困惑し、不安や孤立・怒りにさいなまれる。高松さんは報道や被害者からの連絡、警察の要請などをもとに遺族に電話を入れて話を聞くことからはじめ、要望があれば活動に入る。活動は傍聴に加えて、食事の心配など日常の悩みに至るまで支えになるよう努めている。2002年には高松さんも理事のひとりになって「ひょうご被害者支援センター」が設立され、支援の輪は広がりつつある。

受賞理由

法廷内外で遺族らに寄り添い続ける、自身の体験からにじみ出るような行動

法廷内外での対応も含めて、同じ被害者というご自分の体験からにじみ出た行為。寄り添い続けるというサポートの仕方もユニークで、「背中から支えてくれるような心強い存在」といった声も聞かれる。他人を癒すことによってご自分も癒されていると思うが、高松さんの行動力が大きな力になっている。

受賞コメント

ある日突然事件に遭い被害者・遺族になってしまう。深い絶望とともに、いわれのない偏見にも悩まされます。私の経験がすこしでもお力になれば、そして多くの人に被害者の気持ちを知ってもらいたい、と思い活動を続けています。こうした犯罪被害に関する活動に目を向けていただいたことに感謝しております。自分は犯罪とは無縁だ、と多くの人は考えます。しかし、現代社会では誰もが犯罪と隣り合わせである、という認識が必要だと思います。

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