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伊藤 明彦さん
全国各地を訪れ、広島・長崎の被爆者1,003人の生の声を収録
伊藤 明彦さん

伊藤 明彦さん/1936(昭和11)年生まれ。東京都出身。ジャーナリスト。

  • 2001年度受賞
  • 社会貢献

受賞概要

8年間にわたって全国各地を取材し、広島・長崎の被爆者1,003人の声を収録

広島、長崎の被爆者1003人の声をインタビューしたテープ951巻のすべてを、2003年度に長崎市に開設予定の国立原爆死没者追悼平和祈念館に寄贈。このテープは、記者として10年勤めた放送局の退職金で購入した重さ13キロの録音機を抱えて、1970年から8年にわたって全国を歩き、取材を申し込んだ2000人の中から応じてくれた人の声を収録したもの。79年以降は、この記録の一部を編集して全国の大学、高校、図書館など944施設に贈り続けた。

受賞理由

独力で大勢の被爆者の生の声を収録し、歴史に対する記者としての義務を果たした

職を辞し、肉体労働で生活費を稼ぎながら、8年間かけて独力で1000人もの被爆者の生の声を収録。こうした若い日の労作のすべてを、国立の施設に寄贈するという行為は、まさに壮大な自己表現の完結といえる。原爆被害者が存命のうちに生の証言を記録しておくことはジャーナリストとして歴史に対する義務、そんな想いを行動で結晶させた。

受賞コメント

被爆者の記録を後代に残すと言う極めて地味な活動に目を留めていただき大変に感謝しています。広島、長崎の被爆は20世紀の日本人にとっては決して忘れてはならない深刻で歴史的な体験です。この記録は様々な形で21世紀に生きる次の世代に受け継がれて、核兵器が21世紀に再び使われることが無いよう少しでも役立って欲しいと願って活動して参りました。

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